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PRに関するよくある6つの誤解~PRで失敗しないために

近年、日本のビジネス界でも「PR(パブリックリレーション)」という言葉とその意味が徐々に浸透してきたといえるのですが、まだPRに対する誤解も多く存在しているようです。

【誤解1】PRは何でもできる

「上手くPRすれば、あるいはメディアと太いコネさえ持っていれば、どんな話題でも掲載することができる」というのは、大変大きな誤解です。誤解していると、場合によっては、予定した通りにPRが上手く行かなかったとか、PRを計画したあなた自身の評判を損なうことにもなりかねません。基本的には、PRの成功は、第一義的に話題や切り口の良し悪しにかかっていると言っても過言ではありません。話題や切り口が良くなければ、どんなに太いパイプがメディアとあろうとも、上手く運ぶことはありません。

【誤解2】経験したからPRができる

もう一点は、PRができる、PRをやったことがあると言っても、実はその全員がPRのことを熟知しているというわけではありません。たとえば、プレスリリースを配信しただけ、電話の問い合わせを受けただけで、PRのこと、メディアへの上手な売り込み方、提供資料の上手な書き方が分かっているということにはならないのです。また、PRをやったことがあるからといって、ソーシャルメディアやブログのやり方をよく知っているということにもなりません。当たり前のことですが、自分自身にある程度の経験がなければ、それはよく知っているということではありません。

【誤解3】PRをやればすぐに売れる

PRで、商品の販売促進のすべてを代行できるわけではありません。それはすべてを達成できる魔法の呪文ではありません。販売を促進するためには、セールスやPR以外のマーケティング活動が必要です。PRの目的は、ターゲットオーディエンスとコミュニケーションし、情報の提供を通じて、自社のポジティブな評判を醸成することです。

【誤解4】PRが分かるから危機にも対処できる

自社にネガティブな話題がある場合には、与えられたストーリーをどのように提示するかという、一般的なPR手法だけでポジティブな評判を形成できるというわけではありません。レピュテーションマネージメントもPRの一領域ですが、よりプロフェッショナルな技量が必要となり、これも、だれでもが手掛けられるというわけではありません。リスクを抱えた状態でのPR活動(レピュテーションマネージメント)は、ジャーナリストや顧客からどのようなネガティブな質問が寄せられるかを明確に理解し、回答を用意しておかねばなりません。相手がどう感じるか、消費者の気分や、自社の表現のトーンを常に考え直す必要があります。会社の評判を向上させるのに本当に役立つ専門家に依頼する必要があるでしょう。

【誤解5】独自性がなくてもPRできる

メディアにとって、その会社・商品に何らかのユニークな点がなければ、取り上げる意味がありません。ただ単に、同じシリーズの10番目の製品を発売しましたとか、色違いの製品を出しましたと言っても、その企業にとっては重大なことかもしれませんが、メディアやその読者にとっては、ちっとも関心はわかないでしょう。数字や事実で補強し、ストーリーを提示するという観点も大事です。

【誤解6】PRはアクセス数やリードを増やしてくれる

PRで、あなたの会社のウェブサイトのアクセス数が増えたり、直接のセールスリードが来たりすることはあり得ることです。しかし、誤解してはなりません。必ずアクセス数やリードが増えるというわけではありません。PRも強力な援護射撃にはなりますが、ウェブサイトのトラフィックが目的なのであれば、より有力なウェブマーケティングの手法を重点的に活用すべきです。

PRの効果というものは、一瞬のことだけではありません。メディアに掲載されたからといって、読者が注文するためにすぐに電話をかけるわけではないのです。 PRとは、見込み客との間に信頼で支えられた太いパイプを作ることにほかなりません。(高橋眞人)

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