fbpx

謝るのが美徳の日本人、謝らないのが美徳のアメリカ人(2)

I’m sorryと言わないアメリカ人

アメリカ人は謝ることを好まないという見方がある。アメリカ人は滅多に「アイム・ソーリー」と言わない。スーパーのレジ係は釣銭の間違いを指摘されたときでも謝らず、何事もなかったかのような顔をしている。日本人が「済みません」とか「申し訳ありません」と言う状況でも、アメリカ人は謝罪の言葉をほとんど口にしない。  

直接的かつ低姿勢で謝罪する日本人

少なくとも、一般的に日本人がアメリカ人よりも頻繁に、はっきりとした形で謝ることは間違いない。日本人はアメリカ人よりも直接的かつ低姿勢で謝罪することを好むともいえる。

自己評価の違いが謝罪行動の違いを生む

謝罪行動をめぐる両国の違いは、両国民にとっての自己評価の必要性の違いから来ていると考えられる。アメリカ人は自己の強化を志向し、自分自身を肯定的に捉えようとする一方、「悪かった(アイム・ソーリー)」と言うことは自身の全面的な責任を認めることだと考えている。その結果、謝罪を通じて個人のミスを認めることを避けようとする。 これに対して、日本人は一般的に自身を不完全な人間だと考え、 自己批判的な態度を取りがちである。日本人の謝罪は自己批判的な性質を反映している。

謝ることが交渉をスムーズにすると考える日本人

そのうえ、日本では、損害補償の交渉で双方が互いに相手に謝ることが交渉をスムーズに運ぶと考えられている。謝罪は紛争を解決するための重要な要素となっているのだ。したがって、日本人はアメリカ人より直接的かつはっきりと謝罪することを好む。さらに広報的要請といった複合的な要因が影響を与えてきていることも、続稿で指摘していきたい。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

日本企業におけるプレゼンは、なぜつまらないのだと思いますか? 自分の企画(商品)の詳細説明ばかりで、聞き手が聞…

皆さんは仕事中に雑談をしますか?職場の状況によってもさまざまで、周囲の目が気になってできないという人もいるでし…

3億人以上のホテル宿泊客情報が流出 ウェスティンやメリディアンなどのホテルチェーンを所有する世界最大のホテルチ…

メディアにとって、痛い広報担当者のタイプがいくつかあります。きょうはそれをご紹介します。あなたは、どれかに当て…

会見に一度も姿を見せなかった米潜水艦の艦長  2001年2月10日、ハワイのオアフ島沖で、アメリカ海軍の潜水艦…

早稲田大学卒のマスコミ人や言論人が非常に多いことはかねてより有名ではありますが、広報、パブリックリレーションに…

成功するシティセールスのコツとは PR・マーケティングの講演のため、先月、秋田県湯沢市まで一泊で行ってきました…

社員がブランドの広告塔になる ブランド・アンバサダーとは、個人として企業やブランドの広告塔となり、人々に影響を…

日本マクドナルド失敗の教訓とは 日本国内でも、欧米企業の幹部が危機対応で失敗し、日本のメディアから批判を浴びる…

論点のすり替えに見事に成功 反社会的勢力から飲み会参加のギャラをもらっていながら、「もらっていない」と嘘をつい…

※本記事は、2014年11月5日に高橋が掲載したブログ記事を再掲載したものです。 米国赤十字がスーパーストーム…

※本記事は、2014年10月29日に高橋が掲載したブログ記事を再掲載したものです。   米大手スーパ…