コンテンツライターを雇うときが来た~ライターを選ぶ4つのポイント

これからの企業は、広報・ブランド戦略のため、自社に関連した情報を対外向けに発信しイメージアップさせるコンテンツライターやコンテンツディレクターを用いるべきです。コンテンツライターやコンテンツディレクターの採用は、今後の企業の広報・マーケティング責任者にとって重要な任務となっていくでしょう。なぜそれが重要なのでしょうか?

いまや、あらゆる種類の情報、しかもセールスを目的とした情報が氾濫しています。しかし、その中でも消費者や顧客が目を止めるコンテンツが必ず存在しています。どんな業界であっても、どんな成長段階であったとしても、存在しています。そのような良いコンテンツを制作できるのは、どのような人たちでしょうか?

1.簡潔、正確、明確、短時間に書けること

まずコンテンツライターが優秀であることが大事です。競合他社が質の高いコンテンツをアウトプットしていない場合でも、インターネット上では多くのコンテンツとターゲット顧客の注意を奪い合っています。そのため、コンテンツライターは、企業のブランドストーリーを簡潔に、効率的に、正確に、かつ明快に伝達できること、そしてそれを短時間で形にできるスキルが必要です。

2.あなたの商品を広めることに熱意があること

次に、あなたのブランドの良さを広めることに熱意と経験を持っていることです。それは、どのようにみきわめられるでしょうか?それには、あなたの業界や同じターゲット層向けのコンテンツをつくった経験があるかどうかです。信頼性と説得力のあるコンテンツ戦略にとって、信頼性は不可欠です。そのためには、業界にある程度精通していることは重要です。

といっても、あなたのビジネスが自動車保険である場合、コンテンツライターが自動車保険のコンテンツを5年以上書いた経験があるということではありません。他のタイプの保険であるとか、金融、あるいは自動車業界で幅広い経験を持ち、有能でありさえずれば、迅速に適切なコンテンツを制作するスキルを持っている可能性があります。それとも、自身が長年、車を運転し、自動車保険をいろいろ試した結果、保険について自らの意見を持っているとか、そんな経験でも十分であるかもしれません。

いずれにしても、何よりターゲットとなるオーディエンスの気持ちや考え方に立ってコンテンツを制作する能力があることです。ターゲットが、企業の上級管理職や意思決定者であるならば、そうした人々の考え方が手に取るように想像できなければなりません。それをゼロ状態から雇い主に質問しているようでは、先が思いやられます。あるいはターゲットが発達障害を持つ保護者の方々であれば、そうした人々の気持ちを忖度する能力・経験が必要ということです。

3.SEOの発想を持っていること

もう一点は、SEOの考え方が身についているかどうかです。SEO対策のための細かなスキルがあることより、どのようなコンテンツ、どのような見出しとキーワードがあれば、SEO上得策になるか、検索エンジンの好みはいまどうなっているか、という発想があることが重要です。以前の時代のコンテンツ制作は、たとえば、企業の最近の活動についてブログを書いてお知らせするだけでした。しかし、いまではSEOでどれだけキーワードに関心を持つ新規オーディエンスを呼び込めるかが重要となっています。つまり研究心がなくてはなりません。

4.提案力があること

もう一点は、コンテンツのアイデアを自ら出せるライターである必要があります。いちいち企業の責任者にネタの提供を求めなければならないのであれば、それはライターの側の研究不足であり、提案力不足です。

こうしたことが、企業がコンテンツライターを雇うとき、候補者にぜひとも質問しなければならないことです。(高橋眞人)

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