コンテンツ戦略に悩む企業担当者のための5つの考え方

インターネットなどのメディアを通じて情報(コンテンツ)を提供し、自社の周囲にファンをつくっていく考え方を「コンテンツマーケティング」と呼びます。しかし、どんなコンテンツを制作し送り出していけばよいのか、悩んでいる企業が多いのが実情です。そこで企業がコンテンツの戦略を練る際に参考となるコツをいくつかご紹介します。

1.タイムリーなコンテンツを提供する

タイムリーなトピックを書くことです。タイムリー性がないトピックとタイムリーなトピックを比べれば、圧倒的にタイムリーなコンテンツにアクセスが集まります。

2.自社の商品やサービスではなく、知識・情報を提供する

製品やサービスを直接セールスするのは多くの場合、得策ではなく、自社が持つ知識や情報を提供していくことに焦点を当てるべきです。商品やサービスのメリットを列挙するのは我田引水と見られ、あまり良い方法ではありません。知識・情報を提供すれば公平であると見られます。たとえば、ターゲットとなる消費者・顧客がどんなことで困っていて、そこにどんな深刻な問題があり、どんなソリューションで解決できるのか、これを具体的に示すことです。

3.専門家として紹介する

もう一つの選択肢は、自社の幹部や社員を専門家として紹介することです。その人の持っている知識や業績を紹介して、専門知識を証明することです。

4.ストーリーを語る

自社商品・サービスにまつわるストーリーや、自社の顧客・関係者に関するストーリーを語ることです。その場合、具体的な人物を登場させます。具体性のあるストーリーは、それだけでも注目を集めます。上手く語ることができれば、オーディエンスに感銘を与えることもできます。

5.ターゲット層の知りたい情報を提供する

コンテンツごとにターゲットを絞り込むことです。逆にいえば、そのターゲットが知りたい情報・知識を提供していくのです。すべての対象の心に刺さるコンテンツはありません。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

近年、米国の消費者は企業に対し、社会的責任(CSR)を重視することに加え、社会的・政治的な問題につい…

働く人々を憂うつにさせ、健康を壊す最大の原因は、おそらくモンスタークライアントやモンスター上司の存在…

広報担当からオンラインニュースルーム運営へ オンラインニュースルームとは、企業のウェブサイトや特設サ…

安倍首相による8月28日の突然の辞任発表。この記者会見で首相に「お疲れ様でした」と言った記者は一人だ…

2017年10月に行われた衆院選は、小池百合子劇場でした。都知事の職にありながら、国政の政党である希…

学校でいじめ自殺が発生し、これを学校側や教育委員会が謝罪する事件が後を絶たない。中学校だけでも、全国…

メディアにとって、痛い広報担当者のタイプがいくつかあります。きょうはそれをご紹介します。あなたは、ど…

プレスリリースに「新たな」「新しい」を安易に使っていないか メディアは一般的に「新しい」「新たな」と…

「#Me Too運動」が高まりを見せているいま、企業としての準備は? 2018年4月、財務事務次官が…

成功するシティセールスのコツとは PR・マーケティングの講演のため、先月、秋田県湯沢市まで一泊で行っ…

どのフォントを使えばいいか悩んでいませんか? 書類作成の際のフォント(字体)選びに時折悩む人は、少な…

米国カリフォルニア州でいまだに燃え盛っている大規模な山火事では、犠牲者の数が74人に上るなど、同州の…