マーケティングと正直さ

現代の消費者にとって、企業に正直さ、誠実さを感じるかどうかが、商品を購入するかどうかの重要な判断基準に浮上しています。消費者の多くは、大企業が疑わしい統計を使って製品をマーケティングしたり、消費者からの多くのクレームを隠蔽したりしているのではないかと疑っています。

 

米国では、顧客の半数以下しか広告を信用していないという調査結果が出ています。消費者の3分の2は大企業が「正しいことを行う」と信じていません。日本でも同様でしょう。このため、現代の企業は顧客からの信頼を得るのに苦労させられています。

 

その背景に、これまで企業と顧客との対話が一方通行であったことがあります。しかし、ソーシャルメディアがこれを大きく変えました。企業の行動や情報発信は、消費者や専門家から批評され、批判され、反対の意見が広がる可能性もあります。レビューサイトで専門家やほかの消費者の意見を簡単に読むことができます。ところが、日本の企業の多くは「批判されたくない」ために、ソーシャルメディアの活用をまだ躊躇しています。

 

企業が「正直さ」を確保するためには、情報を透明化することです。「透明性」を採用するタイミングは今です。さもないと、あなたの会社は行く行く大きなコストを支払うはめになるでしょう。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

インターネットなどのメディアを通じて情報(コンテンツ)を提供し、自社の周囲にファンをつくっていく考え…

東京五輪招致プレゼンチームを指導して勝利に導いた世界的プレゼンコーチ、マーティン・ニューマン氏との共…

近年、日本のビジネス界でも「PR(パブリックリレーション)」という言葉とその意味が徐々に浸透してきた…

危機管理とメディア対応は密接不可分 企業に法律が関係する危機が発生したとき、普通は弁護士の意見を聞く…

緊急事態宣言が全国的に解除され、職場への通勤も再開しつつあります。「もう電車に乗って会社まで行きたく…

※本記事は、2014年11月5日に高橋が掲載したブログ記事を再掲載したものです。 米国赤十字がスーパ…

失敗しないためのルール あなたがソーシャルメディア(SNSやブログ)をマーケティングに活用しようとす…

今やSNSはフェイクニュースの嵐 コミュニケーション技術が日進月歩で進化する状況にあって、SNSは今…

動画の主張に賛否両論が噴出して炎上 男性らしさの放棄を求める 米国の多国籍日用品メーカー、プロクター…

ここ数年、社会の政治的分断が加速化しています。左翼・リベラルの考えを持つ人々と保守・愛国的な考えを持…

人気タレントのベッキーさんが2016年1月、交際相手だった「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音さ…

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解かれ、多くの職場が再開され、通常業務に戻りつつあります。企業はこ…