ソーシャルメディアガイドライン作成のコツ
企業がソーシャルメディア(SNS)を使うとき不可欠なのが「ソーシャルメディアガイドライン」(ポリシー)です。ガイドラインをつくる主な目的は、炎上や不祥事などで企業がダメージを受けるのを避けることで、包括的かつ簡潔で実用的である必要があります。以下の項目を参考にしてください。(高橋眞人)
1.ソーシャルメディアを定義する。
FacebookやTwitter、LINE、Youtubeは明白ですが、ブログやそれ以外のオンラインフォーラムや掲示板、チャットプラットフォームはどうしますか?
2.個人アカウントは区別してガイドラインをつくる。
企業のアカウントと従業員のアカウントとは分けて考え、それぞれにガイドラインをつくる必要があります。
3.明瞭なガイドラインとする。
専門用語を避け、従業員が従うべきルールを明確かつ簡潔に定義します。
4.具体的な例を提供する。
従業員が何をすべきではないかに焦点を当てず、責任のあるソーシャルメディアへの関与を促す方針を作ります。どんなコンテンツをシェアできるのかなど、従業員がどのようにソーシャルメディア上で行動すべきかを明確に表現してください。
5.避けるべき不正行為を明記する。
秘密や機密情報などを扱う際の法的リスクやセキュリティリリスク、詐欺やフィッシング行為など不適切な行為を明示します。また、ガイドラインに違反した場合、従業員が直面する可能性のある結果を説明しましょう。
6.作成プロセスに従業員を関与させる。
ただ与えられたポリシーでは丁寧に守る動機が減少します。ガイドラインの作成に従業員を巻き込むべきです。
7.ガイドラインを配布する。
ガイドラインが完成したら、それをどのように従業員に届け、関心を持たせるかの戦略を立てる。