ツイッターを効果的な広報ツールに変える方法

昨今は、企業の広報活動のためにツイッターなどのSNSを活用すべきだと盛んにいわれるようになりました。ただ単に時々、ツイートしているだけでは、あまり広報活動には結びつきません。それこそが「たいして効果がないから」と勝手に判断して、SNS活用のモチベーションを下げてしまう原因となっています。

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メディア/インフルエンサーとつながることを目標にする

そこで一つの目標を設けることをお薦めします。よく皆さんが目標とするのは、フォロワー数ではないでしょうか。それも大事ではないとは言いませんが、広報活動の一環であるとするならば、むしろメディア、ジャーナリスト、編集者、ライターや作家、同じジャンルの専門家といったインフルエンサーとつながる(フォローしてもらう)ことを目標にしたほうが、目的には適っています。

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つながりたい人を特定しないと始まらない

そもそも、企業としてつながりたい、そうした人々がいったいだれであるのか、ツイッター上でどこにいるのかを特定できているでしょうか?それが特定できていなければ、つながることもできません。また、何人かが特定できているとしても、それらの人々をあなたの会社がフォローしているでしょうか?あなたの会社から先にフォローすることによって、あなたの会社の存在を相手に知らせることができるのですから、フォローするのは当然です。そして、「いいね」を押したり、「リツイート」したりして、好意をもってもらい、関係を深めていくのです。

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プロフィールとヘッダーを最適化する

相手は少し関心を持つと、プロフィールページを見にきます。プロフィール写真やプロフィールページの説明文、ヘッダー画像も、あなたの会社(ブランド)が一目でわかるようなものを選び、最適化してください。ありきたりの会社概要だけでは、どんな会社か分かりづらい可能性がありますので、注意してください。

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つながりリストを管理する

ツイッターにおけるフォロワーリストは、キャンペーンのときなどの強力な広報ツールとなります。その意味では、フォロワーリストを随時管理し、把握しておくことが重要です。

                              (高橋眞人)

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