マーケティングと正直さ

現代の消費者にとって、企業に正直さ、誠実さを感じるかどうかが、商品を購入するかどうかの重要な判断基準に浮上しています。消費者の多くは、大企業が疑わしい統計を使って製品をマーケティングしたり、消費者からの多くのクレームを隠蔽したりしているのではないかと疑っています。

 

米国では、顧客の半数以下しか広告を信用していないという調査結果が出ています。消費者の3分の2は大企業が「正しいことを行う」と信じていません。日本でも同様でしょう。このため、現代の企業は顧客からの信頼を得るのに苦労させられています。

 

その背景に、これまで企業と顧客との対話が一方通行であったことがあります。しかし、ソーシャルメディアがこれを大きく変えました。企業の行動や情報発信は、消費者や専門家から批評され、批判され、反対の意見が広がる可能性もあります。レビューサイトで専門家やほかの消費者の意見を簡単に読むことができます。ところが、日本の企業の多くは「批判されたくない」ために、ソーシャルメディアの活用をまだ躊躇しています。

 

企業が「正直さ」を確保するためには、情報を透明化することです。「透明性」を採用するタイミングは今です。さもないと、あなたの会社は行く行く大きなコストを支払うはめになるでしょう。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

企業がその評判や事業の継続、そして収益に影響する恐れのある危機に直面すると、日頃の業務とはまったく異…

新型コロナウイルス後の世界はどのようになるでしょうか。新型コロナウイルスはすべての人々の生活を揺さぶ…

社員がブランドの広告塔になる ブランド・アンバサダーとは、個人として企業やブランドの広告塔となり、人…

SNS運営を任せられる人っている? 先進国の企業の3分の1近くがフェイスブックやツイッター、インスタ…

自動車事故に当事者として遇ったとき、冷静に対処できる人と、パニクって頭が真っ白になる人の2種類いる。…

新しくパワフルなコンテンツの制作・配信は、これからのビジネスの成功に不可欠です。こうした考え方を「コ…

4人のうちの3人が上がり症 成人の75%が人前で話すときの上がり症だという調査結果があります。メディ…

新型コロナウイルスの席巻により世界中の多くの都市が封鎖(ロックダウン)される中、とくに感染者の増加が…

就職活動で何社受けても、面接が苦手なため、落ち続けてしまう人が結構いるものです。私が新卒で就職活動を…

今やSNSはフェイクニュースの嵐 コミュニケーション技術が日進月歩で進化する状況にあって、SNSは今…

緊急事態宣言が全国的に解除され、職場への通勤も再開しつつあります。「もう電車に乗って会社まで行きたく…

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、世界的な大不況が近づいているとマスコミが騒がしくなっていま…