退屈なプレスリリースからの脱却

プレスリリースはなぜつまらないのか

プレスリリースはなぜ退屈で面白くないのでしょう?プレスリリースを作成して配布しているあなた自身が、実は自分のプレスリリースが退屈だと感じていませんか?

 

退屈なプレスリリースから脱出するにはどうしたらよいでしょう?今日はそのアイデアをいくつかご紹介します。

 

1.動画のリリースを試す

プレスリリースをWordで作成しなければならないといった決まりはありません。米国などでは非常に増えている形式です。動画形式にすることで、ジャーナリストやライターの注意を喚起し、記事化のモチベーションをアップします。ヒットすれば、ものすごく多くの掲載、引用が得られます。一つ、米国のビデオプレスリリースの例をご紹介します。Jurasic Quest Event

 

2. お客様を舞台裏に連れて行く

お客様にあなたの会社の表の顔だけでなく、舞台裏を見せてあげることです。たとえば、関係者しか入れないイベントの舞台裏に招待して見学してもらう、社員しか入れない製造工程を見てもらう、などの試みです。ほかの人が経験したことのないことを経験すると、人々はワクワクしてだれかに語りたくなるものです。そして、それをプレスリリースにするのです。

 

3.コンテンツマーケティングに挑戦する

自社目線ではなく、第三者目線の記事、つまりジャーナリストが書くような客観的で説得力のある記事をプレスリリースに使うことです。これは「コンテンツマーケティング」とか「ブランドジャーナリズム」呼ばれる、近年米国などで脚光を浴びている手法です。この手法を使うことで、つまらなかったプレスリリースが、圧倒的に魅力のある文章に生まれ変わります。

 

4. 社員が動画に出演する

記者やライターも人間です。彼らの注目を集めるためは、もっと生き生きしたコンテンツをつくる必要があります。そこで、社長や幹部、広報担当者や事業担当者が動画に登場し、自らのプロフィールやメッセージを語るのです。テキストベースの自社目線のプレスリリースと、どちらが魅力的に映ると思いますか?結果は明らかですよね。

プレスリリースもグレードアップが必要

近年は、プレスリリースと、顧客向け(一般向け)の文書との境目がますますなくなってきて、プレスリリースを一般人にも読まれることを想定して書く必要があるといわれています。そう考えていくと、プレスリリースがグレードアップしていかなければならないのも当然と思えます。ちなみに、株式会社コミコンでは、上記にあったようなコンテンツマーケティングや動画のアイデアをはじめ、さまざまなコンテンツ制作のコンサルティングやサポートを提供していますよ。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

職場に幅広い年代層が混在しているとき、多様な世代に対応する企業文化を確立していくことが重要です。具体…

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、世界的な大不況が近づいているとマスコミが騒がしくなっていま…

論点のすり替えに見事に成功 反社会的勢力から飲み会参加のギャラをもらっていながら、「もらっていない」…

プレスリリースはなぜつまらないのか プレスリリースはなぜ退屈で面白くないのでしょう?プレスリリースを…

広告費なしでメディアを通じた宣伝ができると企業に長年の間、愛されてきたプレスリリースだが、いまや年々…

新しくパワフルなコンテンツの制作・配信は、これからのビジネスの成功に不可欠です。こうした考え方を「コ…

1990年代から2000年代の我々は、新時代のコミュニケーションツールであった電子メールのやり取りに…

国内SNS利用者は7500万人を突破 諸々の問題を含みつつも、フェイスブック、ツイッター、LINE、…

机の上を見ると、人間のタイプが結構わかる。まあちょっと聞いてください。 「山積み」タイプは情報量が多…

企業の広報担当者は、ある意味、お客様であるマスコミの記者に対して、あからさまに不満、不平をいうことは…

世界が求めているものは「ストーリー」 いまや人々が求めているものは「ストーリー」です。マーケティング…

東京五輪が約1か月後の7月23日からに迫ってきたが、相変わらず五輪開催へのネガティブな報道が続いてい…