クチコミでPRする4つのコツ~インフルエンサー、コンテンツ、レビュー

クチコミによる推奨が顧客を増やすことにつながります。クチコミを活用して、自社や自社の商品を目立たせ、ネット上における存在感を増すためにはどうしたらよいでしょうか?

消費者のクチコミはマーケティングの王道です。消費者は、商品やサービスを購入するとき、インターネット上で参考となる情報を探します。参考となる情報の中でもっとも強力なものが「知っている人の意見」です。友人や知人からの推奨があれば、なお強力です。

きょうはクチコミマーケティングを促進するためのコツをご紹介します。

1.インフルエンサーを巻き込む

インフルエンサーとはオンライン上で他者に影響を与え得る人のことですが、芸能人から人気のブロガーに至るまで、いろいろな可能性があります。インフルエンサーの推奨・紹介は、製品やサービスの認知度と信頼性を高めます。インフルエンサーに対しては、企業から対価を支払う場合もありますが、自社およびインフルエンサー本人の倫理と価値観から逸脱しないように注意する必要があります。影響力を増すために、インフルエンサーとの関係を深めていきます。人気のあるハッシュタグや流行語を使うことも、グーグルやSNSで検索されやすくなるコツです。

2. コンテンツを作成する

若い世代ほど、ネット上で記事や動画等のコンテンツを長時間、読んだり、視聴したりしている傾向があります。これは、企業がユニークで魅力的なコンテンツを制作することで、消費者の信頼を構を得られる大きな可能性を示しています。これをコンテンツ・マーケティングとか、コンテンツを利用したマーケティングキャンペーンとか呼びますが、これによって売り上げが急増することがよくあります。

3. インフルエンサーにコンテンツをシェアしてもらう

インフルエンサーは、企業が作成したコンテンツを企業だけではリーチできない消費者に届けるために大いに役立ちます。コンテストやプレゼントキャンペーンなどを実施して、ソーシャルメディア上でコンテンツをシェアされることを促進することができます。また、ユニークでキャッチーなハッシュタグを作成し、コンテンツに簡単にアクセスできるようにします。

4. 顧客に商品レビューを書くように促す

インターネット時代の消費者のクチコミとは、手っ取り早く言えば、商品やサービスのオンライン上のカスタマーレビューです。だれでもが簡単にアクセスできるだけでなく、消費者の多くが製品を購入したりサービスを利用したりする前に、レビューを見て参考にしています。 顧客に対して、オンライン上の商品やサービスのレビューを書くように促します。内容がポジティブ、ネガティブにかかわらず、レビューは自社のメッセージを検証可能なものにし、透明性を高めます。ネガティブなレビューを書かれた場合には、オンラインで素早く適切な対応を図り、お客様の不満を解決してあげてください。

なお、クチコミマーケティングをより包括的、体系的に学びたい方は、私が翻訳・出版した下記の書物をお読みください。リチャード・レアマー著『クチコミで動かす』 https://amzn.to/2kJkeCs (高橋眞人)

おすすめ記事一覧

コンテンツマーケティングは主要な潮流 記事や動画といったコンテンツを制作・発信することで潜在顧客の中…

日本では、企業によるソーシャルメディア(SNS)の活用が、一部企業を除いて遅々として進んでいないよう…

米フォーブス誌が2021年2月5日、少し面白い記事を掲載したので、ご紹介します。「アメリカでもっとも…

かつての紙の時代の記事の見出しづくりは、熟練を積んだ職人的なスキルが必要でした。なぜなら、限られた文…

世界中の感染症専門機関の中で、米国の疾病予防管理センター(CDC)がもっとも信頼できるといわれている…

新型コロナウイルス後の世界はどのようになるでしょうか。新型コロナウイルスはすべての人々の生活を揺さぶ…

4人のうちの3人が上がり症 成人の75%が人前で話すときの上がり症だという調査結果があります。メディ…

政治ニュースに頻繁に出てくる顔 アメリカのニュースやドラマなどを見ていると、ホワイトハウスの報道官と…

「広報・PR稲門会」の設立総会が2019年11月16日(土)午後6時から、早稲田大学校友会サロンで開…

PR修士号に匹敵する米国ドラマもある 今日は広報・PR・危機管理の担当者が見ると役に立つ米国の映画・…

括弧の使い方で悩んだことはありませんか? 括弧を適切に使うのが、上手な文章を書くコツであるということ…

                * コミコン代表・高橋眞人がブログ連載した記事「謝るのが美徳の日本人…