コンテンツ記事は専門家が経験を書くのがベスト

コンテンツマーケティングは主要な潮流

記事や動画といったコンテンツを制作・発信することで潜在顧客の中にファンをつくることを「コンテンツマーケティング」と呼びます。通常、コンテンツライターが情報を収集、研究したうえで、読者の役に立つ有益な記事、ブログ、あるいはホワイトペーパーなどを執筆します。こうした考え方は、いまや米国を源流とするマーケティング界の大きな潮流となっています。

読まれる記事にはパーソナルな筆致がある

記事が読者に読まれるためには、パーソナルな筆致が必要です。記事の筆者が個人であって名前と顔がある場合、コンテンツ記事は強力になります。メールであってもSNSであっても、人々は実際の人間によって直接書かれる(語られる)ことを好むためです。

人々はストーリーを望んでいる

人々が望んでいるのは、現実の「人」が語るストーリーです。「顔」なしの記事では、独創性もアイディアもパーソナルな筆致も生まれません。読者を引き寄せ、注意を引きつけるために必要なパーソナルな要素は、理屈やスキルだけではつくれません。人々は、その人しか書けないことをその人の口から聞きことを好みます。

自身の意見や感情を織り込む

筆者個人の意見を織り交ぜることも有効です。コンテンツ記事は、独自の洞察やストーリーがないと面白くなりません。つまり、読者が関心を持っている話題に関する筆者の意見や感情、アイディアを盛り込むことです。そのためには、あなたの会社がアピールしたい専門分野の記事は、やはり社内外のその分野の専門家に書いてもらうのがよいのです。

実用的なノウハウも効果的

また、読者はすぐに使用できる実用的なノウハウを知りたいと思っています。記事を書く筆者が実際に経験してきたことを紹介し、その過程で学んだことをシェアすることによって、コンテンツ記事はますます魅力的なものになります。さらに、読者の質問にも答えるべきです。読者があなたのコンテンツ記事をきっかけにして、実用的な成果を上げられるように、できるだけ具体的に書いたほうがよいでしょう。そのためにも、筆者が当該分野に精通している必要があります。

単なるリサーチで得られないもの

コンテンツライターがこれだけのことを行うのは、なかなか大変かもしれません。しかし、筆者の個人的な経験やストーリーは、単なるグーグル検索によるネットリサーチで得られるような一般的な知識よりも常に読者にとって魅力的なものになるでしょう。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

企業がソーシャルメディア(SNS)を使うとき不可欠なのが「ソーシャルメディアガイドライン」(ポリシー…

※グラフは、既存メディアを信頼するアメリカ人の割合の推移(アクシオスとエデルマン)。 既存メディア半…

昨今は、企業の広報活動のためにツイッターなどのSNSを活用すべきだと盛んにいわれるようになりました。…

日米の謝罪をめぐる文化ギャップ 企業による謝罪の件数はここ数十年の間に激増している。これは日本だけに…

学校でいじめ自殺が発生し、これを学校側や教育委員会が謝罪する事件が後を絶たない。中学校だけでも、全国…

2018年5月6日。日本大学と関西学院大学とのアメリカンフットボールの試合で、悪質なタックルが問題に…

企業の広報担当者は、ある意味、お客様であるマスコミの記者に対して、あからさまに不満、不平をいうことは…

皆さんは仕事中に雑談をしますか?職場の状況によってもさまざまで、周囲の目が気になってできないという人…

危機管理のバイブル書『ブラックスワン』 元ウォール街のトレーダーで作家、いまでは危機と不確実性の権威…

メディアにとって、痛い広報担当者のタイプがいくつかあります。きょうはそれをご紹介します。あなたは、ど…

世界中の感染症専門機関の中で、米国の疾病予防管理センター(CDC)がもっとも信頼できるといわれている…

国内SNS利用者は7500万人を突破 諸々の問題を含みつつも、フェイスブック、ツイッター、LINE、…