コンテンツ戦略に悩む企業担当者のための5つの考え方
インターネットなどのメディアを通じて情報(コンテンツ)を提供し、自社の周囲にファンをつくっていく考え方を「コンテンツマーケティング」と呼びます。しかし、どんなコンテンツを制作し送り出していけばよいのか、悩んでいる企業が多いのが実情です。そこで企業がコンテンツの戦略を練る際に参考となるコツをいくつかご紹介します。
1.タイムリーなコンテンツを提供する
タイムリーなトピックを書くことです。タイムリー性がないトピックとタイムリーなトピックを比べれば、圧倒的にタイムリーなコンテンツにアクセスが集まります。
2.自社の商品やサービスではなく、知識・情報を提供する
製品やサービスを直接セールスするのは多くの場合、得策ではなく、自社が持つ知識や情報を提供していくことに焦点を当てるべきです。商品やサービスのメリットを列挙するのは我田引水と見られ、あまり良い方法ではありません。知識・情報を提供すれば公平であると見られます。たとえば、ターゲットとなる消費者・顧客がどんなことで困っていて、そこにどんな深刻な問題があり、どんなソリューションで解決できるのか、これを具体的に示すことです。
3.専門家として紹介する
もう一つの選択肢は、自社の幹部や社員を専門家として紹介することです。その人の持っている知識や業績を紹介して、専門知識を証明することです。
4.ストーリーを語る
自社商品・サービスにまつわるストーリーや、自社の顧客・関係者に関するストーリーを語ることです。その場合、具体的な人物を登場させます。具体性のあるストーリーは、それだけでも注目を集めます。上手く語ることができれば、オーディエンスに感銘を与えることもできます。
5.ターゲット層の知りたい情報を提供する
コンテンツごとにターゲットを絞り込むことです。逆にいえば、そのターゲットが知りたい情報・知識を提供していくのです。すべての対象の心に刺さるコンテンツはありません。(高橋眞人)