自動車事故(と企業の危機)に遭ったときに分かれる2つのタイプ

自動車事故に当事者として遇ったとき、冷静に対処できる人と、パニクって頭が真っ白になる人の2種類いる。経験と知識に基づき冷静に対処できる人は問題ない。経験不足だが冷静に対処できる人は、すぐさま知識・経験が豊富な人の助け(コンサル)を求める。いちばんダメなのは、パニクって誤った行動やとんでもない行動を取る人だ。

 

たとえば判断が難しいのは、現場で即座に謝るかどうかだ。自分が悪ければ相手は当然謝罪の言葉を求めてくる。自分が悪くても「謝ってはいけない」と教える人もいるが、一律にそんなことは言えない。頑として謝らないために事態を悪化させる人もいる。丁寧に謝って穏便に解決する場合はいくらでもある。もっと酷いのは、恐怖のため現場から逃げてしまい、だれかに身代わりとして全部押し付ける人だ。

経験不足のとき専門家に助けを求めるべきなのは企業も同じ

実は企業が不祥事などの危機に面したときも同じだ。マスコミや監督官庁などが絡んでくるためより複雑になる。経験が豊富な企業は良い。経験不足で自信がない場合はどうするか。自社がとんでもない間違いを犯さないように、すぐさま専門家の助けを求めることだ。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

SEOは自分でもかなりのところまでできる SEOとはSearch Engine Optimizati…

※本記事は、2014年10月29日に高橋が掲載したブログ記事を再掲載したものです。   米…

いったいどこから手をつければいいのか 国連の持続可能な開発目標(SDGs)が2015年に始まって以来…

近年、日本のビジネス界でも「PR(パブリックリレーション)」という言葉とその意味が徐々に浸透してきた…

危機管理のバイブル書『ブラックスワン』 元ウォール街のトレーダーで作家、いまでは危機と不確実性の権威…

括弧の使い方で悩んだことはありませんか? 括弧を適切に使うのが、上手な文章を書くコツであるということ…

オンライン教育のメリットはなにか 新型コロナの脅威のため、多くの大学や専門学校の授業がオンラインに移…

4人のうちの3人が上がり症 成人の75%が人前で話すときの上がり症だという調査結果があります。メディ…

企業がソーシャルメディア(SNS)を使うとき不可欠なのが「ソーシャルメディアガイドライン」(ポリシー…

これからの企業は、広報・ブランド戦略のため、自社に関連した情報を対外向けに発信しイメージアップさせる…

ソーシャルメディアの普及と膨大な情報へのアクセスの向上のお陰で、多くのビジネスが革命的に変化を遂げて…

警官のカップに「PIG(豚)」と打ち込んでしまった 2019年11月28日(感謝祭の日)、米国オクラ…