自動車事故(と企業の危機)に遭ったときに分かれる2つのタイプ

自動車事故に当事者として遇ったとき、冷静に対処できる人と、パニクって頭が真っ白になる人の2種類いる。経験と知識に基づき冷静に対処できる人は問題ない。経験不足だが冷静に対処できる人は、すぐさま知識・経験が豊富な人の助け(コンサル)を求める。いちばんダメなのは、パニクって誤った行動やとんでもない行動を取る人だ。

 

たとえば判断が難しいのは、現場で即座に謝るかどうかだ。自分が悪ければ相手は当然謝罪の言葉を求めてくる。自分が悪くても「謝ってはいけない」と教える人もいるが、一律にそんなことは言えない。頑として謝らないために事態を悪化させる人もいる。丁寧に謝って穏便に解決する場合はいくらでもある。もっと酷いのは、恐怖のため現場から逃げてしまい、だれかに身代わりとして全部押し付ける人だ。

経験不足のとき専門家に助けを求めるべきなのは企業も同じ

実は企業が不祥事などの危機に面したときも同じだ。マスコミや監督官庁などが絡んでくるためより複雑になる。経験が豊富な企業は良い。経験不足で自信がない場合はどうするか。自社がとんでもない間違いを犯さないように、すぐさま専門家の助けを求めることだ。(高橋眞人)

おすすめ記事一覧

遠隔授業に関して世界でももっとも進んでいる米国では、大学生や専門学校に関しては、これまでも非常に多く…

欧米では人気のパブリックリレーションズ専攻 欧米の大学では、多くの学生がパブリックリレーションズ(P…

米ハーバード大学のマーク・リプシッチ教授は「来年までに世界の40〜70%の人々が新型コロナウイルスに…

PR修士号に匹敵する米国ドラマもある 今日は広報・PR・危機管理の担当者が見ると役に立つ米国の映画・…

SNS運営を任せられる人っている? 先進国の企業の3分の1近くがフェイスブックやツイッター、インスタ…

2018年5月6日。日本大学と関西学院大学とのアメリカンフットボールの試合で、悪質なタックルが問題に…

プレスリリースはなぜつまらないのか プレスリリースはなぜ退屈で面白くないのでしょう?プレスリリースを…

就職活動で何社受けても、面接が苦手なため、落ち続けてしまう人が結構いるものです。私が新卒で就職活動を…

インターネットなどのメディアを通じて情報(コンテンツ)を提供し、自社の周囲にファンをつくっていく考え…

企業がソーシャルメディア(SNS)を使うとき不可欠なのが「ソーシャルメディアガイドライン」(ポリシー…

災害時のプレスリリースは取り敢えず出す 大地震や津波、火山噴火、大洪水といった災害が発生したとき、企…

広告費なしでメディアを通じた宣伝ができると企業に長年の間、愛されてきたプレスリリースだが、いまや年々…