Xマスパーティーや忘年会で良いスピーチを行うための10のコツ

 忘年会やクリスマスパーティーのシーズンが近づいています。人々はパーティーであなたがどんなスピーチをするかを見ています。とくに欧米社会や欧米系の企業では、パーティーでの乾杯の挨拶そのほかのスピーチは、ビジネス社会を生き抜くうえで欠かせない、格式ある伝統といえます。

 とくに管理職にとっては、みんなで会社の経費で食べて飲んでいる意味を、参加者全員に思い起こさせる必要があります。といっても「義務」を強調するのではなく、関係者全員に感謝の意を表してください。それを通じて、翌年の明るい展望に誘導するのです。

 以下、良いパーティースピーチをするための10のヒントをお教えします。

1. チーム全員に感謝する

 一年間努力してくれたチーム全員への感謝は、スピーチの最大の焦点であるべきです。

2. チーム以外の重要な人物に感謝する

 チームメンバーでなくても、その人たちの協力がなければ、仕事がスムーズにはいかなかったという人々がいるはずです。これは社員以外の協力者や取引先、顧客などの重要な関係者であったり、社員の家族であったりします。

3.達成できたことに触れる

 今こそ、素晴らしい会社で働くことの意味を社員に思い起こさせるときです。たとえば、売上が伸びた、利益率が上がった、新製品・新サービスが成功した、業界の賞を取った、不況の中にあって業容を維持できたなど、重要な業績に言及してください。欧米のパーティースピーチでは、さらに個人的な変化についても触れることがしばしばありますが、日本のパーティーでも触れていけないことはありません。たとえば、新しい家を購入した、結婚した、出産した、家族が卒業した、金婚式を迎えたといったイベントです。素晴らしい仕事と充実した生活を結びつけることは、恥ずかしいことではなく、祝福されるべきことです。

4.具体的な出来事に触れる

 一年間のうち思い出に残る出来事に言及してみてください。チームが小さく業務上の大きな達成がなかった場合でも、これならなにかに触れることができます。オフィスの引っ越しをしたとか、部下のだれかが怪我で入院し全快したとか、社員旅行に行ったとか、そういったことです。

5.ポジティブな面を強調し、ネガティブなことを言わない

 これは営業会議ではなく、パーティーですから、陰気な気持ちになることは極力避け、明るい話題を提供してください。

6.簡潔な話にする

 覚えておいてください。スピーチは簡潔なほど、良いスピーチです。長いスピーチは嫌われます。

7.リハーサルする

 ちょっとしたスピーチでも、絶対にリハーサルを行うべきです。日本人はスピーチをあまり重要と思っていないせいか、リハーサルをしなさ過ぎます。声を出して、少なくとも3回繰り返してください。会社でリハーサルする場所がなければ、近くのカラオケルームでも行ってリハーサルしてください。

8.遠慮して逃げない

 謙虚な人は、人前で話すのが苦手である、目立つのが好きではないと言って、スピーチから逃げたくなるかもしれません。しかし、こうした場こそが、通常の仕事では見せることができない、あなたの良い面、人間性を見せる好機であり、スムーズなコミュニケーションのきっかけとなる可能性があります。話すチャンスがあるのなら、ぜひ逃げずにスピーチを受けてください。

9.無理にユーモアを交えない

 ユーモアを自然に織り交ぜられるあなたはさすがです。大いにやってください。しかし、多くの人々にとって、スピーチにジョークやユーモアを入れるのはむずかしいものです。ユーモアをわざと仕込むより、自然体で話せば十分です。あなたの人間性を自然に表現する中で、くすっと笑ってもらうとか、にやっとしてもらうことができれば、それが最高です。そうでなかったとしても、誠実な気持ちが伝われば成功です。

10. 謝らない

「何を話していいか分からないので」「突然のご指名で」「私ごときが」「迷惑をかけてばかりで」といったように、なにかと言うと言い訳したり、謝ったりするのが日本人の悪い癖です。こうした言い訳や釈明は、謙虚であるのはいいのですが、それほど魅力的には聞こえないものです。同じことを表現するのでも「精一杯努力したつもりだが、〇〇ができなかったのがとても悔しい。来年はもっと頑張って貢献したい」といった前向きなトーンで話したほうが良いでしょう。(高橋眞人)

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